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子猫に多い病気「FIP」って?

猫のFIP治療について

**FIP(猫伝染性腹膜炎)**は、猫コロナウイルス感染症の一種で、致死率の高い病気です。近年、FIP治療薬の開発が進み、完治を目指すことが可能になりました。しかし、治療には高額な費用がかかります。

治療費

FIP治療には、主に以下の2つの方法があります。

  • 製薬会社による臨床試験: 製薬会社が実施する臨床試験に参加することで、無料で治療を受けることができます。ただし、被験猫の条件を満たす必要があり、必ずしも完治できるわけではありません。
  • 動物病院での治療: 動物病院で治療を受ける場合、治療費は60万円~120万円程度かかります。治療期間は猫の状態によって異なりますが、一般的には84日間です。

治療内容

FIP治療は、抗ウイルス薬を投与することで、猫コロナウイルスを抑制し、猫の免疫システムを活性化させることで行われます。具体的な治療内容は、動物病院によって異なりますが、以下のようなものがあります。

  • 皮下注射: 抗ウイルス薬を毎日、皮下に注射します。
  • 経口投与: 抗ウイルス薬を、経口で投与します。
  • 支持療法: 脱水症状や貧血などの症状に対して、支持療法を行います。

治療後の経過

FIP治療は、完治を目指すことができますが、必ずしもすべての猫が完治するわけではありません。治療後の経過は、猫の状態によって異なりますが、一般的には3ヶ月~6ヶ月ほど経過観察を行います。

FIP治療を行える動物病院

FIP治療を行える動物病院は、まだ全国的に多くありません。FIP治療を行っている動物病院を探すには、以下の方法があります。

  • 獣医師会に問い合わせる: 獣医師会に問い合わせることで、FIP治療を行っている動物病院を紹介してもらうことができます。
  • インターネットで検索する: インターネットで「FIP治療」と検索することで、FIP治療を行っている動物病院を探すことができます。

FIP治療費の助成金

FIP治療費は高額なため、助成金制度を利用できる場合があります。助成金制度は、自治体によって異なりますので、お住まいの自治体のホームページなどでご確認ください。

まとめ

猫のFIP治療は、完治を目指すことが可能になりましたが、高額な費用がかかります。治療を始める前に、十分な情報収集を行い、経済的な負担を理解した上で、慎重に判断することが大切です。

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ねぎま@ねこ好きSW

こんにちは。九州生まれ・九州育ちのねぎまです。 九州の公立学校の元教員→某施設でSWをやっています。 ここでは主に、愛猫(ロシアンブルーのnico)の成長日記・猫に関する豆知識・教職関連(教員の実態や教員採用試験対策)・社会福祉士の国試対策の情報等をまとめています。 他にも宿泊施設・グルメ・コスメのレビュー等気まぐれで。 ぜひ、のぞいていってください。

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