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社会福祉士国家試験対策〜試験に出やすい法律を一挙紹介&概要やポイントをわかりやすく解説〜

社会福祉士国家試験 合格への道案内!法律編📖

社会福祉士国家試験、法律ってたくさんあって大変ですよね💦 覚えることもたくさんで、どこから手をつければいいか分からない…そんなあなたのために、試験に出やすい法律をイラストや写真と一緒に、わかりやすくまとめました!

憲法: 私たちの権利を守る土台

日本という国ができたときからの大切なルールブック!国民一人ひとりの自由や権利を守り、みんなが幸せに暮らせるようにするための基本となる法律です。

ポイント

  • 基本的人権の尊重: 人間らしく生きていくために、絶対に守られるべき権利のこと。生存権(健康で文化的な最低限度の生活を送る権利)、教育を受ける権利、労働基本権(労働条件の決定、労働組合の結成など)などが含まれます。
  • 平等原則: 全ての人が生まれながらに平等であり、性別、信条、社会的身分などによって差別されてはいけないという考え方。社会福祉士として、全ての人を尊重し、支援していく上でとても大切な考え方です。
  • 公共の福祉: 社会全体の幸せのために、個人の権利が制限される場合があるという考え方。ただし、個人の権利を不当に侵害してはいけません。

民法: 私たちの暮らしを守るルールブック

私たちの日常生活でのルールブック!契約、財産、家族、相続など、さまざまな場面での権利や義務について書かれています。

ポイント

  • 成年年齢の引下げ: 2022年4月から成年年齢が18歳に引き下げられました。これによって、18歳から親の同意なしに契約を結んだり、クレジットカードを作ったりできるようになりましたが、同時に責任も伴うことを理解する必要があります。
  • 成年後見制度: 認知症、知的障害、精神障害などで判断能力が十分でない人を保護し、支援するための制度。法定後見、任意後見、死後後見の3種類があります。
  • 相続: 誰かが亡くなった時に、その人の財産が誰にどのように引き継がれるのかを定めたルール。遺言や遺産分割など、複雑な手続きも含まれます。
  • 契約: 売買契約や賃貸借契約など、私たちの生活に欠かせないもの。契約に関するトラブルを防ぐためにも、基本的な知識を身につけておきましょう。

児童福祉法: 子どもたちの未来を守る砦

全ての子どもたちが健やかに成長できるよう、さまざまな支援を定めた法律。子どもの権利を守るための大切な法律です。

ポイント

  • 児童虐待の防止: 身体的虐待、性的虐待、ネグレクト、心理的虐待など、子どもに対するあらゆる虐待を禁止し、早期発見・保護のための体制を強化しています。
  • 社会的養護: 虐待や保護者のいない子どもたちを、里親や児童養護施設などで養育・支援するための制度。里親制度には、養育里親、専門里親、養子縁組里親、ファミリーホームなどがあります。
  • 児童相談所: 子どもや家庭に関する相談を受け、必要な支援を行う機関。虐待の通告窓口としての役割も担っています。
  • 子どもの権利条約: 子どもには、生きる権利、育つ権利、守られる権利、参加する権利があることを定めた国際条約。日本も批准しています。

障害者総合支援法: 障害のある人の暮らしを支える柱

障害のある人が地域で安心して暮らせるよう、さまざまなサービスを提供するための法律。

ポイント

  • 障害者手帳: 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の3種類があり、それぞれサービス内容が異なります。
  • 障害福祉サービス: 居宅介護、施設入所支援、就労支援、日中活動支援など、多岐にわたるサービスがあります。利用者本人の意向を尊重し、自立した生活を支援することが重要です。
  • 地域生活支援事業: 移動支援、相談支援、地域活動支援センターなど、地域で暮らす障害のある人を支えるための事業。
  • 障害者差別解消法: 障害を理由とする不当な差別を禁止し、合理的配慮の提供を義務づける法律。

高齢者の医療の確保に関する法律(高齢者医療制度): 高齢者の安心を支える保険

高齢者の医療費負担を軽減し、安心して医療を受けられるようにするための制度。

ポイント

  • 後期高齢者医療制度: 75歳以上の人(一定の障害がある人は65歳以上)を対象とした医療保険制度。現役世代とは異なる保険料負担の仕組みとなっています。
  • 窓口負担割合: 原則1割負担ですが、所得に応じて2割または3割負担になる場合があります。
  • 高額療養費制度: 1か月あたりの医療費が高額になった場合、自己負担限度額を超えた分が払い戻される制度。
  • 介護保険制度との連携: 高齢者の医療と介護は密接に関係しています。両制度の連携を理解し、適切なサービスにつなげることが重要です。

生活保護法: 最後のセーフティネット

経済的に困窮している人に、最低限度の生活を保障するための制度。

ポイント

  • 保護の種類: 生活扶助、住宅扶助、教育扶助、医療扶助、介護扶助、出産扶助、生業扶助、葬祭扶助の8種類があります。
  • 申請手続き: 福祉事務所に相談し、必要な書類を提出します。
  • 扶養照会: 申請者の親族に対して、援助が可能かどうかを確認する手続き。
  • 不正受給: 虚偽の申請や収入隠しなど、不正に生活保護を受給する行為は法律で禁止されています。

社会福祉法: 社会福祉の基礎となる法律

社会福祉事業の運営に関する基本的なルールを定めた法律。

ポイント

  • 社会福祉事業: 介護保険事業、障害福祉サービス事業、児童福祉事業など、さまざまな事業が含まれます。
  • 社会福祉法人: 社会福祉事業を行うために設立される法人。
  • 社会福祉協議会: 地域福祉の推進を図るための組織。
  • 社会福祉主事: 社会福祉に関する相談援助や指導を行う専門職。

まとめ

社会福祉士国家試験で問われる法律は多岐にわたりますが、ここで紹介した法律は特に重要です。それぞれの法律の概要とポイントをしっかりと理解し、合格を目指しましょう!

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ねぎま@ねこ好きSW

こんにちは。九州生まれ・九州育ちのねぎまです。 九州の公立学校の元教員→某施設でSWをやっています。 ここでは主に、愛猫(ロシアンブルーのnico)の成長日記・猫に関する豆知識・教職関連(教員の実態や教員採用試験対策)・社会福祉士の国試対策の情報等をまとめています。 他にも宿泊施設・グルメ・コスメのレビュー等気まぐれで。 ぜひ、のぞいていってください。

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