ハムスター飼育レポ

小さな体に大きな魅力!ハムスターの種類と性格、飼い方のコツをご紹介〜代表的なハムスターの種類とそれぞれの性格、飼育に必要な知識をまとめました〜

小さな体に大きな魅力!ハムスターの種類と性格、飼い方のコツをご紹介

つぶらな瞳と小さな手足でちょこちょこ歩く姿が愛らしいハムスター。ペットとしての人気も高く、様々な種類が飼育されています。

今回は、代表的なハムスターの種類とそれぞれの性格、飼育に必要な知識をまとめました。これからハムスターを飼いたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

ハムスターの種類と性格

ハムスターは、大きく分けてゴールデンハムスタードワーフハムスターの2種類に分けられます。それぞれに個性豊かな種類が存在し、性格や特徴も異なります。

ゴールデンハムスター

  • 性格: ゴールデンハムスターは、一般的に温厚で人懐っこい性格の個体が多いです。飼い主によく懐き、名前を呼ぶと寄ってくることもあります。しかし、縄張り意識が強く、他のハムスターとの同居は難しいです。単独で飼育するのが基本となります。

  • 特徴: ハムスターの中では大型で、体長は15~20cmほど。毛色は、長毛種と短毛種があり、様々なカラーバリエーションがあります。長毛種は、特にオスの毛が長く伸びるのが特徴です。ゴールデンハムスターは、夜行性で、昼間は巣穴で眠っていることが多いです。夜になると活発に動き回り、回し車で遊んだり、餌を食べたりします。

  • 値段: 2,000円~5,000円程度

ドワーフハムスター

ドワーフハムスターは、ゴールデンハムスターよりも小型のハムスターです。様々な種類があり、それぞれ性格や特徴が異なります。

  • ジャンガリアンハムスター

     

    • 性格: 温厚で大人しい性格の個体が多いですが、警戒心が強く、臆病な一面も持ち合わせています。人になつくまでには、時間と根気が必要です。個体によっては、噛みつくこともあるので、注意が必要です。
    • 特徴: ドワーフハムスターの中でも特に人気が高く、体長は10cmほど。背中のラインと、丸い体型が特徴です。毛色は、ノーマル、パールホワイト、ブルーサファイアなど、様々な種類があります。ジャンガリアンハムスターは、比較的飼育しやすい種類と言われています。
    • 値段: 500円~2,000円程度
  • ロボロフスキーハムスター

     

    • 性格: 非常に臆病で警戒心が強く、人に対して懐きにくい種類です。そのため、触れ合いを楽しむというよりは、その可愛らしい姿を眺めて楽しむのに向いています。多頭飼育に向いており、複数で飼育すると、じゃれ合ったり、追いかけっこをしたりする姿を見ることができます。
    • 特徴: ドワーフハムスターの中でも最小の種類で、体長は5cmほど。動きが素早く、ちょこまかと動き回る姿が可愛らしいです。毛色は、薄いベージュに白いお腹が特徴です。ロボロフスキーハムスターは、他のハムスターに比べて寿命が長く、3~4年ほど生きる個体もいます。
    • 値段: 1,000円~3,000円程度
  • キャンベルハムスター

     

    • 性格: 好奇心旺盛で活発な性格ですが、神経質な一面もあり、環境の変化に敏感です。そのため、飼育環境を安定させることが大切です。キャンベルハムスターは、縄張り意識が強く、同性同士での飼育は避けた方がよいでしょう。
    • 特徴: ジャンガリアンハムスターによく似ていますが、耳が小さく、顔がやや尖っているのが特徴です。毛色は、ノーマル、アルビノ、シナモンなど、様々な種類があります。キャンベルハムスターは、糖尿病になりやすい体質なので、餌の与えすぎには注意が必要です。
    • 値段: 500円~2,000円程度
  • チャイニーズハムスター

     

    • 性格: 比較的穏やかな性格で、人にもよく懐きます。しかし、臆病な一面もあり、急に触ると噛みつくことがあります。チャイニーズハムスターは、他のハムスターに比べて、垂直方向の動きが得意です。
    • 特徴: ドワーフハムスターの中では、唯一尻尾が長い種類です。体長は10cmほどで、スリムな体型をしています。毛色は、ノーマル、シナモン、スポットなど、様々な種類があります。チャイニーズハムスターは、夜行性ですが、昼間も活動することがあります。
    • 値段: 1,000円~3,000円程度

ハムスターの飼い方

飼育環境を整えよう

ハムスターを健康に飼育するためには、適切な飼育環境を整えることが重要です。

  • ケージ: ハムスターの種類や飼育数に合わせて、適切な大きさのケージを選びましょう。ゴールデンハムスターは、最低でも床面積が60cm×40cm以上のケージが必要です。ドワーフハムスターは、40cm×30cm以上のケージを選びましょう。ケージは、通気性が良く、掃除しやすいものを選びましょう。

     

    • 水槽型: ガラス製の水槽は、保温性が高く、ハムスターの行動を観察しやすいのがメリットです。ただし、通気性が悪いので、蓋の選び方や設置場所に注意が必要です。
    • 金網型: 金網型のケージは、通気性が良く、ハムスターが登ったり、ぶら下がったりして遊ぶことができます。ただし、隙間から落下したり、脱走したりする可能性があるので、注意が必要です。
    • プラスチック型: プラスチック製のケージは、軽量で掃除がしやすく、価格も比較的安いのがメリットです。ただし、ハムスターが噛んで破損する可能性があるので、材質や構造に注意が必要です。
  • 巣箱: ハムスターが安心して眠れるように、巣箱を設置しましょう。巣箱は、木製や陶器製など、素材や形状も様々です。ハムスターの体格に合ったサイズを選び、清潔に保ちましょう。

  • 床材: 木材チップや紙製の床材など、吸湿性・消臭性に優れたものを選びましょう。床材は、ハムスターの足腰に負担がかからないように、柔らかい素材のものを選びましょう。また、アレルギーの原因となるダニやカビが発生しにくいものを選ぶことも大切です。

  • 給水器: 水を常に清潔に保てるように、給水器を設置しましょう。給水器は、ボトル型や皿型など、様々な種類があります。ハムスターが飲みやすいタイプを選び、定期的に清掃して清潔に保ちましょう。

  • 回し車: 運動不足解消のために、回し車を設置しましょう。回し車は、ハムスターの体格に合ったサイズを選びましょう。小さすぎると、ハムスターが背骨を曲げて走ることになり、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

  • トイレ: ハムスターはトイレを覚えるので、トイレを設置しましょう。トイレは、ケージの隅に設置し、ハムスターが入りやすいようにしましょう。トイレ砂は、ハムスターが好む香りのものを選びましょう。

  • 餌入れ: 餌を清潔に保てるように、餌入れを設置しましょう。餌入れは、安定感があり、ひっくり返りにくいものを選びましょう。陶器製やステンレス製など、素材も様々です。

餌を与えよう

ハムスターの健康を維持するためには、バランスの取れた餌を与えることが重要です。

  • 主食: ハムスター専用のペレットを与えましょう。ペレットは、ハムスターに必要な栄養素がバランスよく含まれているので、主食として最適です。年齢や健康状態に合わせて、適切な種類のペレットを選びましょう。

  • 副食: 野菜、果物、種子などを少量与えましょう。副食は、ペレットだけでは不足しがちなビタミンやミネラルを補うために与えます。ただし、与えすぎると、下痢や肥満の原因となるので、注意が必要です。

  • おやつ: ひまわりの種や乾燥野菜などを、ごく少量与えましょう。おやつは、ハムスターの喜びにつながりますが、カロリーが高いので、与えすぎには注意が必要です。

飼育の注意点

ハムスターを健康に飼育するためには、以下の点に注意しましょう。

  • 温度管理: ハムスターは温度変化に弱いため、室温は20~25℃に保ちましょう。特に、夏は暑さ対策、冬は寒さ対策をしっかり行いましょう。

  • 湿度管理: 湿度が高いと、ダニやカビが発生しやすくなるため、湿度を40~60%に保ちましょう。除湿機や加湿器などを活用して、適切な湿度を保ちましょう。

  • 掃除: ケージは、1週間に1回程度、床材を交換し、全体を清掃しましょう。トイレは、毎日掃除しましょう。清潔な環境を保つことで、ハムスターの健康を守ることができます。

  • ストレス: ハムスターはストレスを感じやすい動物です。大きな音や急な動きは避け、静かな環境で飼育しましょう。また、ハムスター同士の喧嘩や、他のペットからの攻撃にも注意が必要です。ストレスを軽減するためには、隠れ家になるような場所を作ってあげたり、おもちゃを与えて遊ばせてあげたりすることも効果的です。

    • 病気: 下痢や皮膚病など、ハムスターがかかりやすい病気があります。日頃から健康状態に注意し、異変があればすぐに動物病院に連れて行きましょう。健康チェックのポイントは、食欲、排泄物の状態、毛並み、目の状態、鼻の状態、活動量などです。少しでもおかしいと感じたら、早めに獣医師に相談しましょう。

    • 飼育環境の注意点: ハムスターは、狭い場所や暗い場所を好む習性があります。そのため、ケージの中に隠れ家になるような場所を作ってあげることが大切です。また、ハムスターは、高所からの落下や、小さな隙間への侵入に注意が必要です。ケージの設置場所や構造に注意し、ハムスターが安全に過ごせるように配慮しましょう。

    ハムスターと仲良くなろう

    ハムスターは臆病な動物なので、飼い始めの頃は、そっと見守るようにしましょう。

     

    • 環境に慣れさせる: ハムスターを新しい環境に慣れさせるためには、まずケージの中にハムスターを入れて、数日間はそっとしておきましょう。ハムスターが落ち着いてきたら、優しく声をかけながら、手から餌を与えてみましょう。

    • 触れ合い方: ハムスターを触る際は、急に掴んだりせず、手のひらに乗せるようにしましょう。ハムスターが怖がっている場合は、無理に触らないようにしましょう。

    ハムスターは、種類によって性格や特徴が異なります。それぞれの性格を理解し、適切な飼育環境を整えることで、ハムスターとの生活を楽しむことができます。この記事を参考に、あなたにぴったりのハムスターを見つけて、楽しいハムスターライフを送りましょう!

    さらに詳しく知りたい方へ

    • 書籍: ハムスターの飼育に関する書籍は、書店や図書館で多数出版されています。飼育方法や種類、病気に関する情報など、詳しく知ることができます。

    • インターネット: インターネット上には、ハムスターに関する情報サイトやブログがたくさんあります。飼育方法や種類、病気に関する情報だけでなく、他の飼い主との交流もできます。

    • ペットショップ: ペットショップの店員さんは、ハムスターの飼育に関する知識が豊富です。飼育方法や種類、必要なグッズなど、わからないことがあれば、気軽に相談してみましょう。

    ハムスターとの生活は、癒しを与えてくれるだけでなく、命の大切さを学ぶ貴重な機会にもなります。責任を持って飼育し、ハムスターとの絆を育んでいきましょう。

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ねぎま@ねこ好きSW

こんにちは。九州生まれ・九州育ちのねぎまです。 九州の公立学校の元教員→某施設でSWをやっています。 ここでは主に、愛猫(ロシアンブルーのnico)の成長日記・猫に関する豆知識・教職関連(教員の実態や教員採用試験対策)・社会福祉士の国試対策の情報等をまとめています。 他にも宿泊施設・グルメ・コスメのレビュー等気まぐれで。 ぜひ、のぞいていってください。

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