猫の下痢の原因となる寄生虫と検査費用について
猫の下痢の原因は様々ですが、その中でも寄生虫感染は一般的な原因の一つです。寄生虫の種類によって検査方法や費用が異なるため、以下に代表的な寄生虫とその検査についてまとめました。
寄生虫の種類 | 検査方法 | 費用(目安) |
---|---|---|
回虫 | 顕微鏡による便検査 | 1,000円~3,000円 |
鉤虫 | 顕微鏡による便検査 | 1,000円~3,000円 |
鞭虫 | 顕微鏡による便検査 | 1,000円~3,000円 |
条虫 | 顕微鏡による便検査、または虫卵の目視確認 | 1,000円~3,000円 |
ジアルジア | 遺伝子検査、または顕微鏡による便検査 | 3,000円~5,000円 |
コクシジウム | 遺伝子検査、または顕微鏡による便検査 | 3,000円~5,000円 |
トキソプラズマ | 遺伝子検査、または血液検査 | 5,000円~10,000円 |
注意:
- 上記の費用はあくまで目安であり、動物病院によって異なる場合があります。
- 複数の寄生虫検査を行う場合は、セット料金が適用されることもあります。
- 遺伝子検査は、顕微鏡検査よりも高額になりますが、より高精度で複数の寄生虫を同時に検出できる場合があります。
検便と遺伝子検査
寄生虫感染を調べるには、以下の検査が行われます。
- 検便: 猫の便を顕微鏡で観察し、寄生虫の卵や虫体を見つけます。比較的安価で簡便な検査ですが、寄生虫の種類によっては検出が難しい場合があります。
- 遺伝子検査: 猫の便から寄生虫のDNAを検出し、感染の有無を調べます。検便よりも感度が高く、複数の寄生虫を同時に検出できるという利点があります。ただし、費用は検便よりも高くなります。
検査を受けるタイミング
猫の便がゆるい、下痢が続く場合は、早めに動物病院を受診し、検査を受けましょう。特に、子猫や免疫力が低下している猫は、重症化しやすいため注意が必要です。
予防
寄生虫感染を予防するためには、以下の対策が有効です。
- 定期的な駆虫薬の投与
- ノミ・ダニ駆除薬の投与
- トイレの清潔を保つ
- 猫が野生の動物と接触しないようにする
これらの対策をしっかりと行い、愛猫を寄生虫感染から守りましょう。