ねこ日和

愛猫が飼い主を避ける…?その理由と信頼関係を築く方法【獣医監修】〜手を出すと逃げる・近づくと逃げるのはなぜ?仲良くなりたい!どうしたらいい?〜

愛猫が飼い主を避ける…?その理由と信頼関係を築く方法【獣医監修】

愛猫が飼い主を避ける、近づくと逃げてしまう…そんな経験はありませんか?愛猫との間に距離を感じるのは、飼い主としてとても悲しいですよね。しかし、猫が飼い主を避けるのには、必ず理由があります。今回は、その原因と対処法について、獣医の監修のもと、わかりやすく解説していきます。

1. 過去のトラウマや怖い経験:心の傷を癒やすために

猫が飼い主を避ける最も深刻な原因の一つは、過去のトラウマや怖い経験です。例えば、大きな声で叱られたり、乱暴に扱われたりした経験があると、猫は飼い主に対して恐怖心を抱き、避けるようになることがあります。

考えられる原因

  • 体罰: 猫を叩いたり、蹴ったりするなどの体罰は、猫にとって大きなトラウマとなります。
  • 大声での叱責: 大きな声で叱ることも、猫を怖がらせてしまいます。
  • 不適切な抱き方: 猫が嫌がる抱き方をすると、恐怖心や不信感を抱くことがあります。
  • 病院での嫌な経験: 動物病院での注射や検査など、嫌な経験がトラウマになっている可能性もあります。

対処法

  • 時間をかけて信頼関係を築く: 猫との信頼関係を築くには、時間と patience が必要です。焦らず、ゆっくりと猫に近づき、安心感を与えましょう。
  • Positive reinforcement: 猫が好むおやつや遊びを使って、Positive な行動を強化しましょう。
  • 安心できる環境を作る: 猫が安心して過ごせる場所を提供しましょう。隠れ家となる場所や、高い場所などを用意してあげると良いでしょう。
  • 専門家のアドバイス: 猫の行動療法士や獣医に相談することも有効です。

2. 誤解やコミュニケーション不足:猫の気持ちを理解しよう

猫は繊細な生き物であり、飼い主の些細な行動や態度によって、誤解が生じることがあります。例えば、撫で方や遊び方が猫にとって不快だったり、猫が嫌がるタイミングで構ったりすると、飼い主を避けるようになることがあります。

考えられる原因

  • 不適切な撫で方: 猫は、お腹や尻尾を触られるのを嫌がる傾向があります。また、毛並みに逆らって撫でるのも嫌がります。
  • 遊びの強要: 猫が遊びたくないときに無理やり遊ぼうとすると、ストレスを感じてしまいます。
  • 構いすぎ: 猫は一人でいたいときもあります。構いすぎると、うっとうしく感じてしまうことがあります。

対処法

  • 猫のボディランゲージを理解する: 猫の耳や尻尾、瞳孔の動きなど、ボディランゲージを観察して、猫の気持ちを理解するように努めましょう。
  • 猫が喜ぶ撫で方をする: 猫が喜ぶ場所を優しく撫でてあげましょう。一般的に、顎の下や頬、背中などを撫でられるのが好きです。
  • 遊びの時間を尊重する: 猫が遊びたいときに、一緒に遊んであげましょう。
  • 猫のペースに合わせて: 猫が一人でいたいときは、そっとしておきましょう。

3. 環境の変化やストレス:猫の心に寄り添って

猫は環境の変化に敏感な動物です。引っ越しや模様替え、新しい家族の加入など、環境の変化によってストレスを感じ、飼い主を避けるようになることがあります。

考えられる原因

  • 引っ越し: 新しい環境に慣れるまで、猫は不安を感じることがあります。
  • 模様替え: 家具の配置が変わると、猫は自分のテリトリーが侵されたと感じ、ストレスを感じる場合があります。
  • 新しい家族の加入: 新しいペットや赤ちゃんが家に来ると、猫は自分の立場が脅かされたと感じ、飼い主を避けるようになることがあります。
  • 生活リズムの変化: 飼い主の生活リズムの変化も、猫にストレスを与えることがあります。

対処法

  • 環境に慣れさせる: 猫が新しい環境に慣れるまで、優しく見守ってあげましょう。
  • 安心できる場所を作る: 猫が安心して過ごせる場所を提供しましょう。
  • ストレスを軽減する: フェロモン製剤やリラックス効果のある音楽などを活用して、猫のストレスを軽減してあげましょう。

4. 病気や体調不良:体の不調が原因かも

猫が飼い主を避けるのは、病気や体調不良が原因である場合もあります。痛みや不快感があると、人に触られるのを嫌がるようになることがあります。

考えられる原因

  • 関節炎: 関節の痛みによって、触られるのを嫌がるようになります。
  • 皮膚病: かゆみのある皮膚病にかかっていると、触られるのを嫌がるようになります。
  • 歯周病: 口の中に痛みがあると、触られるのを嫌がるようになります。
  • 内臓疾患: 内臓に疾患があると、体調が悪くなり、人に触られるのを嫌がるようになります。

対処法

  • 動物病院での診察: 猫が飼い主を避けるようになったら、まずは動物病院で診察を受けましょう。

まとめ:愛猫との絆を取り戻すために

愛猫が飼い主を避ける理由は様々ですが、共通しているのは、猫が何らかの不安やストレスを感じているということです。猫の気持ちに寄り添い、原因を特定し、適切な対処をすることで、愛猫との絆を取り戻すことができるはずです。

参考リンク

獣医からのアドバイス

猫が飼い主を避けるようになったら、まずは原因を探ることから始めましょう。そして、猫のペースに合わせて、ゆっくりと信頼関係を築いていくことが大切です。焦らず、根気強く接することで、きっと愛猫との絆は深まるはずです。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

ねぎま@ねこ好きSW

こんにちは。九州生まれ・九州育ちのねぎまです。 九州の公立学校の元教員→某施設でSWをやっています。 ここでは主に、愛猫(ロシアンブルーのnico)の成長日記・猫に関する豆知識・教職関連(教員の実態や教員採用試験対策)・社会福祉士の国試対策の情報等をまとめています。 他にも宿泊施設・グルメ・コスメのレビュー等気まぐれで。 ぜひ、のぞいていってください。

-ねこ日和